9/12(木)~2泊3日 光の花が夜空を彩る世界最大級正四尺玉片貝まつり奉納花火(2日目花火観賞)

ここのところ、お天気がパッとしません。
この日もずっとお天気予報が悪くて雨覚悟!でお出かけいただきましたが、運よく雨は降らずに観賞いただくことが出来ました。お天気の神様に感謝します。

今年から9月の第2土曜日とその前日開催となった片貝花火。歴史は古く400年の伝統を誇る奉納花火です。これほど歴史のある花火をどうして日程をかえることになったのか・・・。それは地元を離れた若者が少しでも多く片貝に帰省出来るようにするため。2020年の調査だと片貝の人口は3500人ちょっと。元々地元の人を中心としてそれぞれの思いを込めた花火を浅原神社へ奉納します。
中でも地元片貝中学校同級会による奉納花火は20歳に始まり、33歳、42歳厄年、50歳、そして60歳の還暦へと続きます。人生の節目節目で花火を打ち上げるのですが、中学校卒業時に「○○会」と同級会の名前を決めて花火貯金がスタートします。最近では会を離れていく会員も少なくないそうで、何とかしてそれをくい止めようと今年から開催日を変更したんだそうです。

混雑覚悟で出かけてまいりましたが・・・予想がはずれ大した混雑もなく、観覧席までの道のりもスムーズ。花火を終えて駐車場に戻る際もスムーズ。地元の方に聞いたところ、日程を変えたことにより、あちらこちらで県内で開催されるお祭りと重なり、お客様が分散したとか、運転手不足によりシャトルバスの運行が中止されたとか、花火のお値段が上がったからとか聞きました。

地元の方には申し訳ないのですが、私たちにとっては花火もゆっくり観賞出来ましたし、帰りも順調で助かりました。

この日は一番最後に打ち上げられる四尺玉の他に三尺玉が二つ、そして注目されたのが女優の常盤貴子さんが能登半島地震で被災された方々に中越地震から立ち上がったこの街で花火を上げることで心が届くようにとスターマインを打ち上げてくれました。

海の花火の柏崎、川の花火の長岡、そして山の花火の片貝と新潟が誇る越後三大花火。片貝は他の花火と違って奉納花火ということで花火の打ち上げ前にメッセージが読み上げられます。それがまた味があります。この日も・・・「今宵浅原の夜空へ大輪の結婚指輪を咲かせます。最愛の大切な育子さん!幸せになりましょう!」と。

この時代、風情のある花火です。皆さんの心がほっこりされたことでしょう。片貝花火、初日の塩沢号は順調で良かったです。

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