5/28(水)発2泊3日 新緑の国上山ミニトレッキング 真紅の橋梁新潟平野一望の絶景


快晴の中、国上山でミニトレッキングを楽しみました。
国上山は標高312m程度の低山で、角田山(標高約481m)、弥彦山(標高約634m)などと連なる弥彦山脈と呼ばれる山の一つです。もちろん山頂を目指す登山道もありますが、今回はどなたでも気軽に楽しめるミニトレッキングです。
歴史も深い場所なのでボランティアガイドさんに案内を頂きながら山の中腹を回ります。


分水ビジターサービスセンターを出発してまずは国上寺へ。戦国武将であった上杉謙信公が 御霊験あらたかな観音様を信心し、祈願寺として 必勝祈願・戦勝祈願をされたお寺です。その創建は元明天皇和銅2年(709)に越後一の宮弥彦大神の託宣(神様の言い伝え)により建立された、越後最古の古刹です。さて『国上山』と『国上寺』、同じ漢字を使っておりますが皆様ここまでどんな風に読んで来たでしょう?正解は『国上山→くがみやま』、『国上寺→こくじょうじ』です。
そして、国上寺本堂の外壁には日本画家の木村了子さんによる『イケメン官能絵巻』が施され、若者たちのお寺離れを憂い、興味を持って足を運んでもらいお寺を親しんでもらおうという思いです。
セクシーな上杉謙信、酒呑童子、良寛さん、源義経、弁慶が描かれています。是非、ご鑑賞あれ!


国上寺から舗装されていない山道を歩き、少し上ったり下ったりしながら五合庵(ごごうあん)へ。こちらは良寛さんが晩年、隠棲した草庵として国上寺が保護しています。五合庵の名前は、萬元上人が毎日米五合に相当する手当を給されていたことに由来されています。石碑には歌人としても知られる良寛さんの詩が刻まれています。


最後は深紅の橋梁の千眼堂吊り橋を渡り、朝日山展望台からの景色をお楽しみ頂きました。
本格トレッキングコースの常連さんたちには散歩コースのようだったし、『疲れた~』と言いながら帰っていらっしゃった方たちなど、新緑の木々から木漏れ日を浴びながら爽やかに汗をかいて頂いたことでしょう!