2月26日(水)寒波も過ぎて


2回目の大寒波が過ぎて昨日は透けるような青空が広がっていました。降雪量は凄い事になっていますけど。
久しぶりに見るお日様にも気持ちが明るくなります。
舞子スノーリゾートでいえば、先週21日(金)時点では山頂が480cm、山麓部で350cmと2回目の寒波は短時間で降雪量が増えるという特徴がありました。暖かくなると怖いのが雪崩。


寒波と寒波の間を縫って荘の屋根の雪を専門業者の方に落としていただきました。これを「雪庇落とし」と言います。
雪庇とは積もった雪が屋根からせり出している状態のことを言うのですが、雪庇を放置すると自重に耐えられず、落下するトラブルが生じます。とても危険です。そうなる前に雪庇落としをするわけですが、命綱、ヘルメットは必需品です。業者の皆さんも慣れているとはいえ、緊張する作業ですよね。頭が下がります。



スタッフの後ろ姿は置いといて・・・。
この2枚の画像は何だと思いますか?フロントスタッフSさん(男性)の自宅です。2階の屋根が雪に埋もれそうな場面です。
Sさんは十日町市在住で、オール電化の最新式のお家に住んでいて、屋根も自動的に落下するので屋根の雪下ろしをする必要もないのですが、お家周りは融雪設備をされていないお宅なので雪が降れば降雪量が増えるばかりではなく、屋根から落ちた雪もさらに増えるわけです。雪国には様々雪対策をしているお宅がありますが、Sさん宅のようなお家もたくさんあります。
Sさんは仕事が終わって帰宅してから除雪、朝起床してから出勤までのわずかな時間も除雪、お休みの日も除雪・・・エンドレスにひたすら除雪!除雪!という日が続いていたそうです。そして彼は言いました。「俺がお家を守らなきゃ!」と。
あっぱれ!ちなみにSさんは花嫁さん募集中です。忍耐強い人ですよ。
もうすぐ3月です。これから寒の戻りはあるでしょうけど、三寒四温を繰り返しながら、確実に春に向かいます。
本日、日本気象協会が2回目の桜の開花予想を発表しましたね。開花のトップは東京で3/22、新潟県は新潟市で4/6という予想です。荘のある南魚沼市辺りではあちらこちらで残雪と桜のコラボレーションが見られるかもしれませんね。