7月29日(火)発2泊3日 夏の尾瀬トレッキング 鳩待峠-横田代


7月最後の塩沢号は尾瀬トレッキング。しかも今回初の試み鳩待峠から横田代へのルートです。
そのさらに奥にあるアヤメ平もきれいなところですが、時間的に横田代への折り返しとなります。
この塩沢号のツアーの10日ほど前にガイドの南雲さん他、江戸川荘現役、退職スタッフ合わせて5人で下見がてら歩いてきました。平日の金曜日だったのですが、尾瀬戸倉の第一駐車場はほぼ満車。途中の旅館、民宿には何台ものマイクロバスに団体客が乗り込むところだったり、これほどの登山客が尾瀬に入るとなると木道も大行列、休憩する場所も無さそうと想像してしまいます。
塩沢号の車内でそんな話をしながらマイカー駐車場を見て『今日はそれほど多くないですね。』とちょっと一安心。
とはいえ、やはり鳩待峠まで行くと尾瀬ヶ原へ行く多くの登山客がいます。そんな登山客を横目に塩沢号御一行様は尾瀬ヶ原とは反対方向へと歩きだし、人けの無い鳩待休憩所の後ろの登山道へ上がり始めます。



尾瀬ガイドはいつものお二人、南雲さんと石澤さんです。鳩待峠から約15分~20分程度、いくらか急な登山道を上がっていくとほどなくして木道が出てきて緩やかな上りの道となります。木陰の中、森林や笹藪を歩き爽やかな風に当たりながら進んで行くのは気持ちが良いですね!夏の盛りですが『尾瀬なら涼しい!』と思っておりましたが、さすがに動いていると汗ばんできますね。また、ここのところ一時的に雨も降っているようで湿気があるのと足場がぬかるんでいたり、木道が滑ったりと気を使うところが多かったです。
標高約1600mの鳩待峠から登って行くこの登山道には、6月上旬から7月上旬に見頃のギンリョウソウがまだ咲いています。
尾瀬ヶ原へと下る山の鼻の登山道ではきっと咲き終えているんじゃないでしょうか。やはり標高を上げていくので開花時期が少し遅いのでしょうね。半透明の白く幻想的な別名『ユウレイタケ』とも言われています。




そして林道を抜けると現れる湿原地帯・横田代に到着です。吹き抜ける風が心地いい!空には少々雨雲らしきものがかかっていますが、青空ものぞかせ湿原には夏の尾瀬を象徴する黄色い小さな花・キンコウカが一面に咲いています。
池塘もたっぷり水を含み『静かな尾瀬』を堪能します。なにしろこの日に行きも帰りも合わせて塩沢号のお客様以外に遭遇した登山客は17名程度。前回、下見に来た際もあれだけの団体、マイカー客がいたにもかかわらず10名以下でしたから、これがガイドの南雲さんが勧めてくれた『静かな尾瀬』ですよ。
大勢いる登山客のほとんどは尾瀬ヶ原に行ったり、至仏山に登ったりで、横田代・アヤメ平方面への登山客は驚くほど少なく、途中に何度も立ち止まり植物の話を聞いたり、飛び交うトンボを見たり『おやじギャグ』に耳を澄ませたり(笑)。
ゆっくりたっぷり楽しい時間をお過ごし頂きました!



きめ細やかな泡がやさしく体を包みます
だら~っと力を抜いて、リラックス
水流が体をもみほぐします


