8/20(火)~2泊3日 晩夏の尾瀬ヶ原 日帰りトレッキング ~軽登山~

夏らしい青空に迎えられ、尾瀬ヶ原トレッキングを楽しんできました。春のミズバショウ、初夏のワタスゲ、ニッコウキスゲと観光客、登山客で賑わった季節を終え、晩夏の尾瀬は人も少なくゆっくり足を止めて高山植物を楽しむことが出来ます。

鳩待峠のヘリポートにはヘリコプターが留まっていて、登山道を歩いていても上空を行ったり来たりと物資の運搬を行っているようでした。尾瀬の物資運搬というと『歩荷(ぼっか)』と言われる方々が何十キロ、最盛期には百キロを超える荷物を背負って山小屋を目指し黙々と歩いているのを目にしますね。今回は出会えませんでしたが、尾瀬観光を支える頼もしい存在です。

そして、人気は少ないのですがお花はいっぱい!登山道わきにはジョウシュウオニアザミ、オゼトリカブト(画像右)、ミヤマワレモコウ等々咲いていてさながら花道のようでした。

山の鼻のベンチで魚沼産コシヒカリのおにぎり弁当を食べたあと、一組のお客様が『植物研究見本園』の看板の下に『アケボノソウ(画像左)』を見つけてたまには植物見本園に行ってみたいと提案を頂き、ガイドは南雲さんと石澤さんの二人。ならば、燧ケ岳方面のいつもの尾瀬ヶ原と植物研究見本園に行くグループと二手に分かれてみました。

植物研究見本園はもちろん尾瀬ヶ原の一部で、湿原の様々な姿を凝縮したような湿原であることからこの名前が付いています。広範囲に動物除けのネットをして植物を守っています。
とはいえ、植物としては多くの野生動物に食料とされながらも種子を『フン』と一緒に広範囲に運んでくれるありがたい存在で生存共生の関係でもあるんです。

水を蓄えた池塘にはヒツジグサ(画像右)が浮き、湿原にはサワギキョウ、ウメバチソウの群生などいたるところに花が咲き、ましてや久々の尾瀬の青空で雄大な自然を満喫しました。晩夏の尾瀬も素晴らしい!また、季節を変えて色んな尾瀬の姿を楽しみましょう!

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