6月5日(木)発3泊4日 世界遺産登録「佐渡の金山」の歴史と大自然を訪ねる佐渡浪漫紀行

6月2番目の塩沢号は、世界の他の地域において、採鉱などの機械化が進んだ時代に、高度な手工業による採掘と製錬技術を継続したアジアにおける他に類を見ない事例と評価され、昨年7月27日に世界文化遺産に登録されました「佐渡島の金山」コースです。
6月は特に様々な旅行社さんのツアーも多いですし、新潟県内の小学校の修学旅行の時期でもあってとても賑わっていたようです。限られた佐渡の滞在の中で、見どころがたくさんあるので日程作りに苦労するのですが、今回は新潟県内に現存する唯一の五重塔がご覧いただける「妙宣寺」と「大膳神社」を見学。能の大成者 世阿弥に縁を持ち、江戸時代に広く発展を遂げた能の島 「佐渡」には現在も30以上の能舞台が残り、佐渡では毎年4月の演能を皮切りに10月まで各地の能舞台で、幽玄の世界を楽しめます。特に6月になると毎週、どこかしらで能楽に触れられるほど能との関係が深い島なのです。大膳神社では現存するなかで島最古と言われる能舞台をご覧いただきました。

17時前にはホテルに到着。今回はJR東日本ホテルが運営する「ファミーリオ佐渡相川」にご案内。温泉が狭いとか、夕食はバイキングでこの日は塩沢号のお客様以外にも団体様が利用されていてごった返していたようですが、客室は全てオーシャンビュー!
景色は最高だったようですね。日本海に沈む夕日もご覧いただけた他、日本では佐渡島と山形県の飛島にしか群生していない「トビシマカンゾウ」のお花がたくさんご覧いただけたようです。そして、ホテルのスタッフの皆さまがとても親切だったと聞きました。お客さまには比較的ご満足いただけたようで良かったです。

佐渡観光2日目は今回のコースのメイン「佐渡の金山」を見学。江戸時代の採掘坑道で国史跡「宗太夫坑」と明治以降の機械掘坑道で国重要文化財・国史跡「道遊坑」の2つの坑道を巡っていただきました。宗太夫坑は佐渡金山絵巻に基づいて約70体の人形によって江戸時代の金銀採掘の様子が忠実に再現されていて見ごたえがあります。道遊坑は坑道の他にトロッコ、機械工場など多くの設備が操業当時の姿のまま残されています。そして、佐渡金山のシンボル「道遊の割戸」を間近に見学できます。他にきらりうむ佐渡、大佐渡スカイラインと経由して両津港へ。港には出港の40分前に到着となりました。
ハードスケジュールにもかかわらず、皆さまついてきてくださってありがとうございました。
お天気にも恵まれ、充実した佐渡観光を楽しんでいただけて、とても良かったです。

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