4月8日(木)第3回 友好都市交流イベント「田植え体験」無事終了!



ゴールデンウィークも終わり、普段の日常が戻ってきました。塩沢江戸川荘にもたくさんのお客さまにご利用いただきまして、ありがとうございました。予定通り、5月6日(火)に田植え体験を開催しました。稲が生育するには気温が15℃以上になるという条件があるそうです。10℃以下だと苗が成長しなくなり、やがて枯れてしまうこともあるとか。
この日は日中の最高気温が14℃ととても肌寒く、小雨が降っていて、とても田んぼに入るというようなお天気ではなかったのですが、6歳の男の子をはじめ、ちびっこたちは3名、大人の方12名、合わせて勇気ある15名のお客さまにご参加いただきました。昨年も参加してくださった方や、宿泊予約がとれずに、今年も日帰りでご参加いただいた親子のお客さまも。
泥が付くのでもともと半袖、短パンをお勧めしていたこともあって、子供たちの中には体操着や水着を着てというちびっ子もいてさぞかし寒かったことでしょう。荘からもレインコートを用意して、ほとんどの方がコートを着て、準備万端、いざ田んぼに足を入れます。
江口さんが、田んぼから上がった後、手足を洗うのに温泉を樽に用意してくれてこれがとてもありがたく・・・。



田植え定規の一種で六角形の木枠のマスがあります。それを転がして、予め苗を植える場所に印をつけてくれていました。印は方眼の交わった場所を目印に苗を3本ずつ、深さ2~3㎝に植えていきます。初めて体験されるお客さまも恐る恐る作業を進めていきます。
遅れて田んぼに足を突っ込んだ私は「つめた~い!!」と思わず絶叫してしまいました。今年は雪解けの水も豊富。いつまでたっても暖かくならない、なっても長続きせずの連続でしたから、想像はしていたので、始める前にこのお話もしました。でも想像以上だったのです。先に始めていた皆さまからは「じき、慣れるよ!」と逆に励まされる状態。ドン百姓のお嬢様として面目ないことです。



奥に見える巻機山や八海山の山々にはまだこんなに雪が残っています。寒い中、1時間ほど田植えをして、しまいには用意してあった苗が無くなってしまい、作業終了となりました。江口さんのスタッフの方からは「上手!上手!」「早い!早い!」とお褒めの言葉、いただきましたよぅ!


そして、お待ちかねお昼タイムです。お天気とこの日お帰りの方もいらしたので早め早めに予定を進め、11:00頃から食べていただきました。田植えリピーターの方からは「これが楽しみで参加するんです。」と言われ、用意する私たちにとっても嬉しいお言葉。今回は江口さんちのお米で作ったおにぎりと山菜尽くしです。荘敷地で採ってきた山菜でこごみのナムル、ふきのとうの茎で作ったきんぴら、アケビの新芽の木の芽のお浸し、江口さんが用意してくれたふきのとうやウド、サツマイモなどの揚げたての天ぷらと、この時期ならではの最高の料理が並びます。あったかい肉汁が体に染みましたね。
今年の冬は数十年ぶりにとても厳しく、とてもつらい冬でした。そんな冬でも雪国に暮らす私たちにはこの春の味覚に触れることが何よりも楽しみで乗り越えることが出来るんですと、皆さまに伝えました。
田植え機を使えば手間と時間が省けますが数十万から数百万という費用がかかります。手植えは費用はかかりませんが大変な労力を必要とします。今回ご参加いただいた皆さまには、寒い中頑張っていただいて本当にありがとうございました。
米を作るという感動、みんなで一緒にやり遂げる喜びや達成感、ちびっ子たちには何よりの食育になると願っています。
お米の生育状況はホームページで更新してお知らせしていきます。
尚、今回ご参加いただいたお客さまから「稲刈りはいつ?」と聞かれ、以下の日程で決定しました。
塩沢号では9/25(木)発2泊で26日(金)と一般のお客様向けには9/28(日)に開催します。詳細は近日中に発表します。