7月6日(日)発2泊3日 越後の秘境 深緑の奥只見湖遊覧船

KODAK Digital Still Camera
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梅雨シーズン真っ只中。新潟県はいつもどんより空で雨が降る日が多いのですが、今年はなんだか全然雨が降らずにそれはそれで心配になるのですが、でも、観光するときは雨でない方がありがたいですね。
今回は緑も深まった奥只見で遊覧船に乗り湖上を優雅に楽しみました。奥只見周辺も全国有数の豪雪地帯。
奥只見丸山スキー場は冬の始まりと春の始まりにオープンして、冬真っ只中のお正月明けから3月下旬までは豪雪過ぎて道路が閉鎖され、スキー場はクローズするというなんとも珍しいですよね。
6月中くらいまでは峠道の沢に残雪が見られましたが、さすがに今回は目に触れるところに雪は無かったようです。
湖面に移る深緑もまたきれいですよね。

また、喜んで頂けたのが昼食です。奥只見の緑の学園で『開高(かいこう)めし』を食べて頂きました。
名前の由来は、芥川賞作家でもある開高健さんが 魚沼市の銀山平を訪れたときに召しあがり、大変気に入られた料理をもとに作られたというところからきています。山菜ご飯にふき、わらび、こごみにふき味噌、ぜんまいと車麩の煮物、野菜天ぷらなどとにかく山菜づくしで、塩沢号の乗務員さんも『これはいいね~!』と大絶賛。

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糀製品を製造する魚沼醸造では工場見学をしました。魚沼産コシヒカリの米と米糀だけでつくった糀甘酒は水源である越後三山から伏流水と湧き出した軟水を使用していてお米のおいしさと甘みが感じられます。カフェやショップもあり、皆さんお土産を買われたことでしょう。

その後は、浦佐駅近くにある普光寺へ。境内にある毘沙門堂は、同二年(807年)平城帝の御代、坂上田村麿将軍が東夷征討のおり、 国家鎮護のため建立されました。戦国武将・上杉謙信や上杉景勝も武運祈願に訪れ、その文書も残されています。
毎年3月第1土曜日(令和2年以前は3月1日)には『裸押し合い大祭』が開催され、日本三大奇祭の一つで、約1,200年の歴史を持つ祭りです。まだまだ魚沼の雪深い中で上半身裸の男衆が「サンヨー、サンヨ!」の掛け声と共に押合い、毘沙門天を早く参拝しようと押し合います。寒くても熱いお祭りで大いに盛り上がります。

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