9月13日(土)発2泊3日 世界最大級の四尺玉 圧巻の片貝まつり浅原神社奉納花火


9月の第二週目の土曜日とその前日の金曜日に開催されることになって2回目の片貝まつり。さすがに凄い人出でびっくりしました。露店が並ぶ通りを歩いているとひときわ若い人がたくさん集まっているのが目につきます。
片貝町の人口は約3,000人余りの小さな町ですが、このお祭りには約18万人の人出があります。
町を出た若者も帰省しやすいようにと昨年から日程が変わりました。
片貝花火は浅原神社へ奉納する花火であることが一番の特徴です。地元の方、新潟県内の方、関東、関西、東北や九州など全国各地から花火を奉納する方が増えています。子供の誕生祝い、結婚祝い、健康祈願、会社の発展や亡くなった方の追善供養など様々な思いを込めて花火を奉納します。また、人生の節目、節目で片貝町の同級生で打ち上げる花火も見所です。
成人、33、42歳の厄年、50歳、そして60歳の還暦など。片貝町民の方々の花火にかける思いに感服します。


思いを込めた花火ごとにコメントがアナウンスされてから花火の打ち上げとなります。観覧席で観賞できるからこそ、アナウンスも聞くことが出来ます。アナウンスが聞こえない場所で観賞するとなるとただの間になってしましますからね。
片貝花火で打ち上げられるのは尺玉がほとんどですが、打ち上げられる花火に込めた思いを聞いた後の、色とりどりの志向を凝らした花火はまた格別です。
打上時間は19時30分から22時20分と約3時間の長丁場の花火ですが、柏崎花火や長岡花火のような花火と違って、まず趣旨も違いますが、情緒のある花火だと感じますね。お客さまにも予め、主な見どころをご案内して、自由に街中や浅原神社の方にも足を延ばしてもらうようなお話もさせていただくのですが、お手洗い以外はずーっと観覧席で花火を観賞しているのが塩沢号のお客さまだけに限らず、浅原神社周辺に集まった皆さま全体に言えるような印象です。それだけ魅力のある花火ということでしょう。


そして、お客さまにはご理解をいただいて、今年も、四尺玉の花火はバスの駐車場から見ていただきました。迫力を伝えることが出来ないと思いますが、向かって右側の写真が「昇天銀竜黄金千輪二段咲き」の四尺玉の花火です。上空800mまで上がり、800mの大輪が開きます。江戸川区にお住いの皆さまにはスカイツリーが634mですから、スカイツリーもすっぽり入るという世界最大級の花火です。感動冷めやらぬ中、バスにご乗車いただいて22時20分に駐車場を出発しました。と、ここまではご参加いただいた皆さまのおかげで順調だったのですが、高速道路のICまでがどこをどう走っても既に渋滞の嵐となっていました。
田舎ではこういった大きなイベントがあるときくらいにしか見られない、どこを見てもテールランプの光が続く光景は圧巻でした。そして荘には深夜24時ちょっと前。前日は同じ時間に駐車場を出発して荘には23時20分には到着となっていましたので、いかに道路が渋滞していたか想像できると思います。
ぎりぎり日付は超えなかったものの、やれやれ、皆さま、大変お疲れ様でした。